Easy Redmine 2019 リリースノート
Redmine 4 と Rails 5
ER 2019 はRails 5.xによるRedmine 4.0.3で稼働しています。
Railsのアップグレードが大きく変わりました。Easy Redmineのアップグレート手順は通常通りですが、サーバー環境で事前に予測不可また文書化できない特定の問題が発生する場合があります。Rails 4から5へのアップグレード不具合の可能性をご了承ください。
ルビー
Ruby 2.3のサポートは、制作者によって正式に終了されました。ER 2019 では2.3シリーズでも動作致しますが、2.5以上へのアップグレードを強くお勧め致します。
インターネット・エクスプローラーの廃止
Easy Redmineの求める最新技術を処理できない為、Easy Redmine 2019ではIEのサポートを廃止いたしました。
新しいデザインへの切り替え
Easy Redmine 2019へのアップロードにより、アプリケーションのデザインが自動的に新しいものに切り替わります(ER 18 テーマ)。古いデザインは一時的な移行期間中にも利用可能ですが、サポートがなくなり、近日中にリリースで廃止される予定です。
コメントにユーザーを表示(@ユーザー)
タスクコメント上でユーザーを表記することができます。また、ユーザーは、メールで通知を受け取ることができます。オートコンプリートは、ユーザー選択で使用可能です。
使い方
- @ユーザー名 (=ログイン)の形式でタイプしてください。
- ユーザー名に"@" マークが含まれている場合、正しく機能できません
- 記載があったことについてのメールは毎回送信されます。
>ユーザーが全ての通知を無効にしている場合でも
>ユーザーがタスクにアクセスできない場合でも
>コメント保存時に通知を送信しいオプションをオンにした場合でも - これは、あなたのことが記載されました: [タスク名]という件名付きの、新しいタイプの通知機能です。
- 通常のタスク通知とは完全に独立しています。=>あなたが、タスク担当者で誰かがあなたをコメントで記載した場合、二つの通知を受け取ることになります。-一つは、担当者としてタスクから、もう一つは、記載があった事についてです。
リソース管理-タスク表示方法の変更
以前
リソース管理では、選択期間内に開始日と期日があるタスクのみ表示します。結果として、選択期間に割り当てられたタスクは表示されませんでした。
現在
リソース管理は、選択期間内に数時間でも割り当てられたタスクは全て表示されます。
その結果どうなるのか
選択期間内にタスクが開始又は終了したが、割り当てられた時間がない場合、リソース管理にはそのボックスは表示されません。前のバージョンで、そのタスクを見ることができます。
ですが、この動作の変更はバグではなく、リソース管理が予定時間でタスクを処理するようにデザインされているためです。
もう一つ、タスクに予定時間と割当もあるが選択期間を超えている場合。このタスクのボックスも同じく表示されません。これは、選択期間とは関係がないとみなされるためです。
リソース管理-%の予約
選択した期間内の容量のパーセンテージで、予約を作成することが可能になりました。
リソース管理-複数日の会議
(会議カレンダーを介して)複数日の会議に出席する際、リソース管理では、関係する全ての日が終日会議として機能します。
例えば、会議が5月6日の9時半に始まり、5月9日の13時に終了する場合、リソース管理には4日間全てのワークロードが表示されます。これらの日に時間を割り当てる事も可能ですが、会議は引き続き表示されます。これは、リソース管理で複数日を表示する唯一の実行可能な方法です。
カレンダー画面
リソース管理
カスタムテーマ-背景ロゴ
カスタムアップロードされたメインロゴ(左上端)では、カスタマーデザインサービスを介して、ロゴが透明になります。-背景色はメインメニューのものが反映されます。ロゴの色がメインメニューの色と同じ、又は似ている色の場合、ロゴが見えなくなります。
このような場合は、サポートにお問い合わせください。カスタムデザインに必要な変更を加えさせていただきます。Easy Redmineのオリジナルロゴをお使いになられる際は、背景は白色です。
エクスポート-日付を選択したガントのエクスポート
プロジェクトとグローバルガントは、選択期間内のみエクスポート可能です。
日付が選択されていない場合、ガント全体がエクスポートされます。
エクスポート-エクスポート使用制限
Unless you have permission View export templates, you will not see the export Print button on any list or task detail.
許可
許可がない場合
許可された場合
エクスポート-アプリケーションから動的トークン付docxの作成
1) エクスポートテンプレートで使用される動的トークンを含むカスタム.docxファイルを作成
2) エクスポートテンプレートにファイルをアップロード
3) プロジェクト単体のタスク一覧から、エクスポートオプションにある[印刷]を選択
4) エクスポートテンプレートを選択しdocx作成をクリック
エクスポート-CSVエクスポートの変更
さらにファイル処理が複雑になる為、SUM値はCSVエクスポートから削除されました。
SUM値をエクスポートするには、XLSXエクスポートをご使用ください。
チャート-累積チャート
累積チャートを表示する新しいオプション。折れ線グラフや棒グラフがお使い頂けます。
設定
結果
クラシック(定期)画面の結果
チャート-設定の変更(X軸によるグループ化)
リストのグループ化と軸チャートの設定は独立しています。リスト出力やチャートの異なるグループを設定することはできません。
X軸はオプションでグループに使用されているため、以前は不可能でした。一部のタイプのページモジュールでは、これにより混乱が生じました。
設定
結果
アジャイルボード-プロジェクトに無効なスイムレーン
プロジェクト下でスクラムやカンバンでタスクを表示する場合、スイムレーンを選択することはできません。-プロジェクト
この種のオプションは混乱を招き、実用的ではありませんでした。
正確にいうと、このオプションは次の項目から削除されました。
- カンバン出力
- プロジェクト概要ページのスクラムやカンバンページのモジュール
このオプションは、グローバルタスク一覧に残っており、カンバンを出力します。スクラムやサブプロジェクト付のプロジェクトのカンバンのタブ上で。
言語-ドイツ語とフランス語における全体的な改訂
全ての既存のドイツ語やフランス語のローカライゼーション(現地語化)で改正と修正が行われました。さらなる修正は、毎週のバグ修正リリースで配布されます。
言語-英語の変異を削除
唯一、英語が残っています。イギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語の変異が削除されました。この設定があるユーザーとアプリケーションは自動的に切り替えられます。
機能の変更はありません。大きな変化は、予算と請求書のVAT名(付加価値税)において、今まではUSとAUの変異ローカル表記がありました。
さらに、これらの変異には、オリジナルのRedmineの言い回しが一部含まれていました。例えば、task(タスク)の代わりにissue(事柄、問題)を使っていたり、他にもいくつかの違いに気付いていただけるかと思います。
テキストの長期間保存の為にも、英語の統一が重要になっています。
言語-多言語掲示板
新しいページモジュール-多言語掲示板。通常の掲示板として機能しますが、異なる言語でローカライゼーションを追加できます。
使いかた
- ユーザー言語が掲示板と同じ場合、そのローカライズが表示されます。
- ご使用の言語が、掲示板にローカライズされていない場合、英語表記になります。
- 英語版がない場合、ローカライズされていない言語のユーザーには空白の掲示板が表示されます。
通常の掲示板はそのまま残ります-既存のデータは影響を受けません。
言語-フィールド名の言語変異
翻訳可能な名前(例えば、ステータス、優先度、ユーザータイプ)は、名前編集に変更があります。名前変更はポップアップウィンドウで変更が可能です。こちらは全てのローカライゼーションで確認することができます。
これにより、名前の再変更を防止します。例えば、タスクステータス等です。しかし、この変更は、現在の言語でのみ適用されます。その他の翻訳には、矛盾点が残っています。
予算-タスクの予算のポートフォリオ概要
プロジェクトのポートフォリオ概要と同じですが、タスク予算に関してもです。
[その他]メニュー>>予算明細書>>タスクの予算からアクセス可能
予算-予算申請の作成拡大
予算申請を作成する際、リンクするエンティティを選択できます。タスクまたは、マイルストーンに予算が許可されている場合に非常に便利です。
LDAP(S) の変更
有効な証明書なしでLDAPSを使用すると、ログイン時に問題が発生する場合があります。Redmine 4では、LDAPS証明書は常に検証されています。無効な証明書では、ユーザーはログインできません。正しい長期的な解決策は有効な証明書を使う事です。しかし、ここに到達するまでの一時的な解決策として、管理>>LDAP認証>>各認証モードの編集を行ってください。
LDAPS (証明書チェック無し)に設定変更
Easy Redmineのサーバーソリューションでレールコンソール
rails r "AuthSource.update_all(verify_peer: false)" -e production
又はSQLを介して
UPDATE auth_sources set verify_peer = 0;